「ブログをやろうと思うんだけれど、意味があるの?」
そう思っている士業の先生もいるのではないでしょうか。
たしかに、ブログを始めるのは大変です。最初は誰にも相手にされません。記事を書いても、すぐに反応が返ってくるわけではないので、苦労することも。
ただ、確実に効果はあります。ブログとは、たとえるなら「インターネットでの地道な飛び込み営業」に近い活動だからです。
今回はブログについて、ブログマーケティングを13年以上行ってきた専門家の親和ホームページの前原が紹介します。
親和ホームページでは、士業専門ホームページ制作を行っているので、士業の先生に確実に役立つブログ手法を語ってみました。
ブログは「何を書いてもいい」わけではない。悩みに応える記事が必要
まず、ブログマーケティングの定義を紹介します。
最初に注意していただきたいのは、「ブログは何を書いてもOK」というわけではない、ということです。
たとえば、今日食べたランチの話や、個人的な日記を書くのは、効果には結びつきません。
士業のブログで本当に効果が出るのは、読者が抱える悩みに答える記事です。
たとえば、「障害年金とは?」「相続手続きの流れは?」「離婚相談で知っておきたいポイント」など、検索される悩みに応える内容が必要です。
大切なのは、「検索している人が何を知りたいか」「どんな不安を抱えているか」を想像しながら、記事を書くこと。
つまり、ただ発信するのではなく、未来のお客さんの「悩み」を意識して発信していくことが求められるのです。
ブログは、書き続ければ「資産」になる
ブログの大きな強みは、SNSのように情報が流れて消えてしまわないことです。
一度書いた記事は、半年後でも1年後でも検索され続けます。たとえば、1年前に書いた障害年金の記事が、いま困っている誰かを救うこともあります。
つまり、ブログは書けば書くほど積み上がり、後から大きな力になってくれる「資産」になるのです。
ブログと飛び込み営業は、実はよく似ている
この仕組みは、リアルな飛び込み営業にとてもよく似ています。
飛び込み営業では、最初はほとんど門前払いです。それでも何度も訪問して顔を覚えてもらい、「お悩み事はありませんか?」と声をかけ続けることで、少しずつ信頼を得ていきます。
そして、タイミングが合ったときに、初めて商談に進めるようになります。
ブログも同じです。最初は誰にも検索されず、誰にも読まれません。しかし記事が増えていくうちに、Googleが「このサイトは信頼できる」と認識をし始め、徐々に検索結果に表示されるようになります。
そこから、必要な情報を探している人の目に止まり、読まれ、信頼され、ホームページから問い合わせへとつながるのです。
どちらも「短期決戦」を期待すると苦しくなりますが、地道に続けることで必ず道が開けてくる──そこが共通しています。
マーケティングファネルだとブログは、「興味・関心」を刺す
これをマーケティングファネルで見てみましょう。

マーケティングファネルの考え方では、「認知」を広げるのはSNS、テレビCM、チラシ、リーフレットなどが担う部分です。
たとえば、弁護士や司法書士による「過払い金返還請求」や、社労士による「障害年金の代行手続き」といった業務は、まず一般の方に制度自体を知ってもらわないと、依頼につながることはありません。
この「認知」を拡大するために、士業の先生方もさまざまな広報・営業活動を行っています。
次に、認知をしたお客さまが必ず抱くのが、「障害年金ってどんな制度なんだろう?」「過払い金返還請求って怪しくないのかな?」といった具体的な疑問です。
この「疑問を持つ」段階が、マーケティングファネルでいう「興味・関心」にあたります。
現代のお客さまは、興味や不安を感じると、すぐにスマートフォンで検索をします。そこで出てきたブログ記事が、「怪しい話ではない」「ちゃんとした手続きだ」「この先生なら信頼できそうだ」と納得させる役割を果たします。
ここで初めて、「比較・検討」で「どの先生に頼むか」というステージに進むのです。
この流れからもわかる通り、ブログは「認知」と「比較・検討」をつなぐ、橋渡しの役割を担っています。
お客さまが疑問を持ったときに、その答えをきちんと届ける。これこそが、お悩み解決型のブログ記事の役割です。
そして、こうしたブログ記事は、コツコツとネット上でたくさんの営業マンを育てていくイメージに近いと言えます。
ただし、SEO対策は「二人三脚」で行うべき

ただ、大切な注意点があります。
ブログ記事を資産に育てるには、ただ書くだけでは不十分です。SEO対策(検索エンジン対策)をしっかり意識する必要があります。
SEO対策は非常に奥が深く、初心者が簡単にマスターできるものではありません。ブログを書くライバルは年々増え、Googleのルールもどんどん変わります。地域によって検索結果が違うことも増えてきました。
10年前であれば、先生ご自身が一人で書いても、まだ十分にチャンスはあったと思います。しかし、今は大手士業法人や、SEO歴10年選手の個人事務所がライバルです。一人で頑張るには、あまりにハードルが高くなってしまいました。
だからこそ、ウェブマーケティング会社に完全に任せるか、ウェブマーケティング会社と先生自身が二人三脚で育てるか。このどちらかが必要です。
私の個人的なオススメは、マーケティング会社と二人三脚でブログ記事を作ることをお勧めします。
先生が持つ現場感覚や経験値と、マーケティング会社が持つ最新のSEOノウハウ。この両方を合わせることで、ネットの世界でも「地道な営業」ができるようになるからです。
リアルでも、いきなり飛び込み営業を成功させる人はいません。研修やサポートを受けながら成長していきます。
ネットの世界も同じです。SEO対策やブログに対する正しい知識と継続が必要だと言えます。
最後に ブログは「地道に働き続ける営業マン」
営業の世界では、飛び込み営業を行ってもすぐには結果に結びつきません。たくさんの会社や店舗へ足を運び、何度も通うことで、お客様に信頼されて成果に結び付けられます。
ブログも最初は誰にも読まれません。それでも書き続けることで、検索経由でお客様のところに飛び込み、お悩みを解決することで信頼されます。そして、先生のところに仕事の依頼を持ってくる営業マンになるのです。
士業の先生にとって、ブログとは“地道に働き続ける営業マンなのだと考えてみてください。
現在は、ブログとホームページが一体化したホームページも多いので、ホームページを公開したら、ブログの活用もぜひ考えてみてほしいです。
士業ホームページ制作に迷ったら、まずは無料相談を
親和ホームページでは、士業の先生と一緒に、ホームページ制作・ブログ運用・SEO対策までトータルで伴走しています。
親和ホームページでホームページ制作を依頼してくださったお客様には、ブログの操作の方法やコツをレクチャーさせていただいています。
制作のお見積もりは無料で受けていますので、どうぞお気軽にご相談ください。
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